自宅のネット回線は固定回線とモバイル回線のどっちがいい?!

インターネットを当たり前に使うようになって、自宅にもネット回線が欲しいけど、どんな選択肢があって、どれがおすすめか?を詳解する。

自宅のインターネット回線の比較

自宅でネット回線を用意する場合、固定回線とモバイル回線の2択になる。

固定回線の場合は、ほぼほぼ光回線の一択だ。

一人暮らしなどであまり大量なデータ通信量が多くない場合は、固定回線ではなく工事が不要なモバイル回線で代用することも増えているようだ。

モバイル回線なら工事の必要もないので、引越してもすぐに使えるのが最大のメリットだが、一方で通信速度は光回線には及ばないし、データ量が増えると制限がかかるなどのデメリットもある。

とはいえ、通信速度だけでいえば昨今は光回線も混雑で遅くなるケースも多いので一概に光回線が速いとは言い切れない部分もある。

しかし、自宅でインターネットを使う場合は、どうしてもデータ量が増えるし、スマホのデータ量を減らす目的なども考慮すると、制限のあるモバイル回線だと厳しいと言わざるをえない。

例えば、WiMAXならギガ放題を選択することで、データ通信量の上限はなくなるが、それでも3日間のデータ量次第では速度制限がかかる可能性はある。

特にWindowsなどのOSのアップデートなどはデータ量を一気に消費してしまう。複数のパソコンを接続するという話になるとかなり厳しいことになりかねないのだ。

それでも一人暮らしならまだ1台や2台の話で済むだろうが、家族がいるとその数は増えるだろうし、インターネットを利用する頻度も増えるだろうから、データ通信量という点から考えると、固定のインターネット回線を敷くことをおすすめする。

実際、筆者もWiMAX2+で代用したことがあったが、データ量はビックリするくらいカウントされていた。幸い速度制限にかかった印象はなかったが、いつ引っかかるのかドキドキしながら使うのは、あまり気分は良くないものだ。

スマホのデータ量を減らしたい人なら尚更だろう。

その点固定回線の場合、よほどのことがない限り制限がかかることはないので、長い目で見れば自宅のインターネット回線では光をおすすめしたい。

自宅のインターネット回線は光回線がベスト

自宅のインターネット回線というと、最近では光回線が中心だ。

一昔前だと、自宅の固定回線となるとADSLかCATVということになったのだが、今では光回線がほとんどだ。

光回線はなんとなく高額なイメージだが、料金はモバイル回線とほとんど差はない。

ただし、集合住宅の場合、光回線に対応していないと契約することができない。最近は比較的小規模な集合住宅でも対応しているケースも多いが、古い建物など対応していない集合住宅も少なくはない。

このような場合は各戸でそれぞれ契約してケーブルの引き込み工事してもらうこともできる場合もあるが、マンションの構造によっては壁に穴を開ける必要があることもあり、大家の許可が無いと工事ができず、光回線を諦める必要もでてくる。

自宅に光回線を敷くとWiFiルーターは無料でレンタルできることが多い

光回線を自宅に強いてスマホなどを接続する場合にはWiFiが必要だが、光回線の接続機器にはWiFi機能はないので基本的にはWiFiルーターは別途用意しなくてはならない。

しかし、今はWiFiルーターは無料でレンタルしてくれるプロバイダが多い

無料レンタルの場合にはプロバイダが用意したWiFiルーターを利用することになる。

レンタルされるWiFiルーターは比較的安価なものが多いので、もしもっと高機能なWiFiルーターを使いたい等の理由で、自分でWiFiルーターを選びたければ自分で購入しすることになる。

ただし、プロバイダによって若干仕様が異なるため、購入前にはそのプロバイダで使えるかどうかを確認した方がいいだろう。

自宅でモバイル回線

自宅でモバイル回線を利用するケースを考えてみる。

今後は5Gが普及してくるため、通信速度は光回線以上になってくる可能性すらある。単純に速度が速いから光回線がいいとは言い切れないのだ。

ただし、2022年1月現在で考えると、まだまだ光回線の方がエリアも広く通信速度など使い勝手はいいだろう。

とはいえ、古い集合住宅の場合には光回線を利用したくても利用できないケースもある。また、光回線はあるものの回線を建物全体で共有することなどで遅くて使い物にならないケースもある。

そのようなケースでは光回線より、個別にモバイル回線を契約した方が通信速度が速くなる可能性は十分にある。

自宅で利用する人気のモバイル回線はWiMAX+5G、Softbank Air、docomo home 5Gの3つの選択肢がある。2022年の春にはNUROから似たようなサービスが登場する見込みだ。

NUROは主に、上述した集合住宅で光回線を利用できない層に対応するサービスとなるようで、あまり広いエリアでは対応してこない可能性はある。

WiMAXではモバイルルーターかホームルーターのいずれかを利用するが、Softbank Airやdocomo home 5Gはホームルーターを利用し、モバイルルーターを選ぶことはできない。

なお、ホームルーターの方がWiFiルーターとしての機能は優れている一方、自宅から持ち出すことができない。

一人暮らしであればWiFiルーターとしての機能もモバイルルーターで必要十分なのでいざというときに自宅から持ち出して利用できるモバイルルーターをおすすめするが、家族で利用するのであればホームルーターを強くおすすめする。

通信速度や料金ではどれを選んでも大差はないが、例えばSoftbankのスマホを使っているのならSoftbank Airを選べばスマホ料金の割引が受けられるためトータルコストは下がる。同様にauユーザーならWiMAXがおすすめだ。

ドコモユーザーならdocomo home 5Gを利用すればdocomoのスマホ代が割り引かれる。home 5Gという名称だが、5Gエリア外の場合は4Gで通信できる。

ただし、単純に料金だけで比較すればWiMAXはキャンペーンが充実していることもあり、実質月額料金が最も安くなる。

例えば、docomoユーザーがhome 5GとWiMAXのどちらの方がトータルコストで比較するのなら、WiMAXの方が安くなる可能性がある。

他には、ポケットWiFiの一種として、クラウドWiFiとかモバイルWiFiと呼ばれるサービスがあるが、これは主にLTEを使ったサービスになる。

更新日:2022/01/24 10:49:06

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