公衆WiFiスポットで高速データ通信
LTEが普及し現在データ通信は従量制となっている。
データ量を超えると速度制限がある以上、できるだけLTEを使わずに通信したいだろう。自宅などではWiFiなどで光回線などに接続して、LTEを使っていない人も多いのではないだろうか。
また、WiMAXのルーターを持って、通信はWiMAX経由で・・・という強者もいるだろう。筆者も実は一時期やってみたが、あまりにもデータ量が多すぎて、いつ制限がかかるかドキドキしながら使ったりしたものだから、結局は固定回線を引くことにした。
できる限りスマホの通信回線を使わないでデータ通信をするための一つとしてWiFiスポットがある。公衆無線LANなどとも呼ばれるマクドナルドやスターバックスなどでは当たり前のように使えるあれだ。
キャリアも、自社のパケット量を減らす目的もあって、WiFiスポットを使うことに積極的だ。ソフトバンクの犬のマークなどは特によく見かけるのではないだろうか。
スマホの契約を指定無いと、そういうWiFiスポットは使えないかというと、そんなことはなくて、いろんな会社でサービスが実施されている。
無料のWiFiスポット
コンビニやカフェなどの公衆WiFiスポットは、会員登録するなどしておけば、無料で使えることが多い。
ちょっと大きなファイルをダウンロードする必要がある場合などに、コンビニに行って接続するなど、ちょっとした利用には便利ですし、スターバックスなどのカフェや飲食店なら、飲食しながらパソコンを開くこともできるので、ちょっとした仕事なら、こなせてしまえる。
昨今は大きなショップなどでは当たり前のように無料WiFiを利用できるので、よく行く店で利用できないか確認しておくといいだろう。
なお、WiFiはIEEE802.11 a/b/g/nに対応していることが多いようだ。また、スマホのキャリアのWiFiにも対応していることが多いので、わざわざ会員登録しなくてもいい場合も少なくない。
ただし基本的には1時間ほどの制限時間となっている。
サービス名 | 利用制限 | スポット数 | 備考 |
---|---|---|---|
セブンスポット | 60分/回 3回/日 | セブンイレブン イトーヨーカドー デニーズ他 | 要会員登録 SNSアカウント可 |
ファミマWi-Fi | 60分/回(アプリ) 20分/回(ブラウザ) 3回/日 | ファミリーマート | 要会員登録 |
LAWSON Wi-Fi | 60分/回 5回/日 | ローソン | 要メールアドレス |
at_STARBUCKS_Wi2 | 60分/回 | スターバックス | 登録不要 |
マクドナルド FREE Wi-Fi | 60分/回 | マクドナルド | 要会員登録 |
新幹線車内無料Wi-Fiサービス | - | 東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央間) 北陸新幹線(東京~金沢間) | 要会員登録 SNSアカウント可 |
大手コンビニは3社とも無料で公衆WiFiを提供している。
カフェやファーストフード店などは当たり前のように無料WiFiに対応している。
有料のWiFiスポット
コンビニのWiFiスポットもいいが、パソコンを持って入るというのはちょっと難しい。イートインのあるコンビニなら使えるがやはり使い勝手が悪いのは正直なところ。スタバも店舗は増えたとは言え、ちょっと郊外にでるとほとんど見つからない。
そんな時は、有料のWiFiスポットを契約しておけば、人通りの多いところなら何かしらの公衆WiFiスポットが使えるものだ。
有名なカフェは、スタバ以外はほとんどはこの有料WiFiスポットに加盟しているし、マクドナルドなどのファーストフード店も同様である。従って、このような有料WiFiを契約しておけば、かなり便利になる。
とはいえ、最近は無料WiFiのスポットが増えたことで、有料のWiFiサービスをわざわざ利用しなくてもいいのかもしれない。
特に、キャリアのWiFiサービスなどは様々なショップで利用できる。そして有料のWiFiスポットと多くが無料で利用できてしまうこともあって、有料WiFiのサービスが少しずつ終了している。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | スポット数 |
---|---|---|---|
Wi2 300 | 無料 | 362円 | BBモバイルポイント他 オプションエリアは別途追加料金 |
ワイヤレスゲートWi-Fi | 無料 | 390円(税込) | BBモバイルポイント他 40,000箇所 |
ソフトバンクWi-Fiスポット(EX) | 無料 | 467円 | BBモバイルポイント |
フレッツスポット、Yahoo!無線LANスポットなど主立った有料WiFiスポットは軒並み新規契約を停止してきており、サービス自体も順次終了すると思われる。
新幹線のWiFiも有料サービスのスポットとして人気だったが、現在は、無料WiFiが利用できるようになっており、有料で契約する必要もない。
Wi2 300は、オプションエリアが多く、この料金で利用できるスポットは、小さな店などで、使えるスポットは案外多くない印象がある。
このようにWiFiスポットは、スポット数は、あまり当てにならない。
実際に入れる店と、入れない店もある。例えば、整体院には、治療目的以外では入れないわけだから、現実的には使えないスポットだ。
やはり、最終的には行動範囲で予め検索しておいて、使えそうなスポットがあるサービスを契約するしか無さそうだ。保険のために・・・というのであれば、マクドナルドやスターバックスなどでよくいく店が対応しているかどうかだろう・・・というところだったのだが、そういったカフェやファーストフード店は当たり前のように無料Wi-Fiに対応しているため、もはや有料WiFiスポットを契約する必要がなくなりつつある。
恐らく、近いうちに殆どのサービスが終了すると考えられる。
WiFiスポットの安全性・セキュリティ対策
WiFiスポットは一般的にはセキュリティ的には危険といわれている。
例えば、LINEやメールの内容を盗み見られたり、最悪なケースで言えば、クレジットカードの番号や電話の履歴、電話帳などの個人情報が流出する可能性さえあり得る。
そのため、無料のWiFiスポットで接続しているときには、ネットバンクなどのオンライン取引は避けたい。今時は少ないがSSLに対応していなWebサイトで買い物をしたり個人情報を入力するのも控えたいところだ。
基本的には https:// で始まるSSL化したサイトだけのアクセスにしたいところだが、それでもネットショッピングなどはおすすめできない。
一応、フリーWi-Fi用のセキュリティ対策ソフトもあるので、頻繁に無料WiFiを使うのならインストールしておいた方がいいだろう。年間3,000円前後のことが多い。
また、登録なしで使えるWiFiスポットは便利だが、登録しないと使えないWiFiスポットの方が心持ち安全だとはいえそうだ。