ThinkPad X1 Nanoは907gで最軽量ThinkPad!
レノボのThinkPad X1 Nanoは1kgを下回る907gで最軽量のThinkPadになる。
ディスプレイは2K(2160x1350)のIPS液晶だ。現在発売されている液晶はタッチには対応していないが後日タッチ対応のディスプレイも発売されるようだ。
LTEも5Gに対応したモジュールを選択できるようになっている。ただし、4Gモジュールが18,700円に対して5Gは55,000となっており、かなりの価格差がある。
重量は最軽量で907gとなっている。最近では1kgを切るノートパソコンは決して珍しくはないが、ThinkPadが1kgを切っている点に個人的には感動している。その分、キーボードがやや犠牲になっている感があるのと価格が残念なところだ。
価格はレノボ直販サイトのクーポンを使わないと30万円弱からとThinkPadにしては高めだ。もちろんクーポン適用で10万円以上の割引きがあるので、実際には20万円弱で購入することはできる。
ただし、2021年2月1日現在、クーポン対象になっているのがWindows10 Homeが入ったモデルだけで、Proが入ったモデルはクーポン対象外なので、30万円を超えてしまう。この点はThinkPad X1 Carbonでも同様だ。
ThinkPad X1 Nanoの口コミレビュー
以下、ThinkPad X1 Nanoに関する他サイトのレビューを紹介する。
the比較
バッテリー駆動時間の計測では動画再生時に8時間39分となっている。メーカー公表の22.9時間には遠く及ばないが、ビジネス用途で利用するのであれば1日持ちそうな印象で、やや長めの駆動時間と言えそうだ。
騒音も他のPCと比較するとやや低めとのことだ。
実測したところキーピッチが18mmだそうだ。公称でも横18.5mm、縦18mmとなっておりフルピッチではない。
また、キーストロークも公称で1.35mmとThinkPadとしてはやや浅い。
パナソニックのLet's Noteのキーストロークはおよそ2.0mmあるが、一般的なノートパソコンは1.0~1.5mmなので、その点では及第点ではあるがThinkPad X1 Carbonは1.5~1.8mmである点を考えると、もう少し頑張って欲しかったところだ。
アスキー
バッテリー駆動時間の計測では、"最高輝度で「最も高いパフォーマンス」で3時間10分駆動した"となっている。この条件で使うことはほとんどないだろうからあまり参考にはならないかもしれない?!が、通常のオフィス作業程度ならこの倍くらいは動くのだろうと想像できるので、やはり6~8時間くらいは使えそうに思う。
日経クロステック
実際に使ったレビューというよりはカタログを読み砕いたようなレビュー記事になっている。
同氏のYouTubeが下記にある。
発色のいいディスプレイ、キーストロークは1.35mmだが十分に打ちやすくスリムノートとしてはピカ1の出来映えとのことだ。
PC Watch
このレビューでは「主要キーのキーピッチは19mmを確保している」とのことだが、公称18.5mmであることから恐らくは18.5mmなのだろうが、実測すると0.5mm程度はほとんど誤差の範囲と言えそうだ。
実際に使っても恐らく違和感はないのだろう。
キーストロークは、ThinkPad X1 Carbonが1.8mmから1.5mmに減っているが、そこから更に減った1.3mmとなっている。ただし、内部構造を変更することで打ち心地は遜色ないレベルになっているとのことだ。
このあたりは、実際に自分で試してみるしかないだろうが、数値以上に打ちやすいのだろうと想像できる。
バッテリー駆動時間については、「PCMark 10 Battery Profile」で12時間を超えている。別サイトのレビューでも10時間56分となっていることからも、ビジネス用途であれば十分なバッテリー駆動時間を実現できていそうだ。
ちなみにこのサイトのテストでは、バックライトの輝度は50%、キーボードバックライトはオフ、無線LANはオンとなっており、日常で使いそうな設定だと思われる。
また、ポート類はThunderbolt4×2とオーディオジャックのみとなっており、Thunderbolt4は2つともUSB PDに対応している。充電はこのThunderbolt4を利用して行うので、付属のACアダプタも出力65WのUSB PD対応だ。従って汎用のUSB PD対応の充電器も利用できる。
バッテリー駆動時間に関しては以下のような記載がある。
ディスプレイ輝度50%でバッテリベンチマーク「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、8時間15分動作した。
「輝度を13%まで下げても室内灯下で十分な視認性が確保される」そうなので、実際にはもう少し持ちそうで、他サイトのバッテリー駆動時間と比較しても10時間近くは持ちそうな印象だ。
SIMPC(シンプシー)
スリープからの復帰が速いらしい。モバイルPCならスリープからの復帰のが速いにこしたことはない。
あくまで体感上の話ですが、スリープからの復帰が非常に速いです。モニターを開けるとすぐに画面が付いているような状況。感覚的にこれまで使ったWindows PCで最速クラスです。
USB-PDの充電テストで20Wから61W全てで充電が確認できたようだ。当然ながら20Wなどでは低速になるようだが、低速でも何でも充電できるのは安心だ。
Engadget 日本版
このレビューでは、M1 Macbook Airと併用していて、その比較を紹介している。
バッテリー駆動時間についてはも、ざっくり「1日はもつな」という印象のようで、他サイトのレビューと概ね同じような感じだ。
マイナビ
「キーピッチが18.5mm、キーストロークが1.35mm。ThinkPad X1 Carbonに比べるとキーピッチは狭く、キーストロークは浅くなっていますが、実際にタイピングしてみると打鍵感や打鍵音に差は感じません。」とのことで、やはりキーボードのデキはなかなか良く、ThinkPad水準になっているようだ。
パフォーマンスに関しては十分なようだが、高負荷をかけるとCPU温度が高い水準で張り付き本体の温度も41度くらいにまで上昇するようで、夏場などは若干心配があるのかもしれない。
なお、バッテリー駆動時間のレビューはなかった。
デイリーガジェット
バッテリー駆動時間は7~9時間くらいでまあ1日持つかな?というところ。輝度を2つ目でブラウザを中心に使って1時間で13%くらいの消費ということのようだ。
他のレビューとあまり変わらず、概ね8時間くらいがいいところで、カタログ上の22時間の半分には届かない、1/3というところか。
FF14ベンチで「とても快適」となっているので、ThinkPadではあるがゲームでもある程度は使えそうだ。
オプションの人感センサはおすすめだそうだ。
ThinkPad X1 Nano まとめ
各サイトのベンチマークを見る限り、可もなく不可もなくという印象だ。負荷をかけすぎると本体の温度が上昇する傾向があるので、ほどほどの負荷の用途に向いているように感じた。
とはいえ、このPCの性質を考えれば、マシンパワーが必要な用途というよりはモバイル性能の方が優先されるのは当然である。
もう少しマシンパワーが必要ならThinkPad X1 Carbonを選べばいいし、もっと必要ならThinkPad PシリーズのようなワークステーションやゲーミングPCを選べばいい。
モバイル用途で考えれば、厚さは十分薄いし、USB-PDで充電もでき、スリープからの復帰も速い。バッテリー駆動時間もカタログ値からの期待が大きい分不満があるが、8時間前後は持ちそうな感じで必要十分であるとはいえそうだ。
ThinkPad X1 Nanoは、サイズ感とモバイル性能は十分担保できているようだ。
フットプリントは292.8×207.7×16.7mm。ThinkPad X1 Carbonより約3cm幅が狭い。DELLのXPS13のフットプリントは295.7×198.7×14.8mmなのでXPS13やVAIO SX12、Let's note SV12あたりがサイズ的にはライバルになりそうだ。
ただし、現在は価格がやや高い印象がある。
ThinkPad X1 Carbonより割高感がある点はやや気になるところである。