モバイルWiFiを比較!

おすすめモバイルWiFi(クラウドSIMのポケットWiFi・レンタルWiFi)比較

モバイルWiFiは、モバイルWiFiルーターにSIMカードを入れて使用するが、クラウドSIM型が多い。

クラウドSIM型モバイルWiFiは、WiFiルーターにSIMカードを挿さずに、docomo・au・ソフトバンクのLTEが使えるモバイルWiFiのサービスだ。

どのキャリアの回線を利用するかは自動的に決まるため、ユーザーが選択する必要はないし、選択したくても出来ない。

モバイルWiFiのメリット・デメリット

クラウドSIM型ポケットWiFiには、メリットもあればデメリットもある。

モバイルWiFiのメリット

モバイルWiFiのメリット

  • エリアは広く繋がり易い
  • 月額料金が安い
  • 3日制限がないことが多い
  • 海外でも使える

エリアは広く繋がり易い

クラウドSIM型ポケットWiFiは各キャリアのLTE回線を使用するため、エリアは広い。加えて、LTEの周波数帯を使う為、とても繋がり易い。

基本的にスマホが繋がるエリアならどこでも使える。

一方でWiMAXの場合は、エリア自体がLTEより狭い上に、周波数帯が高いこともあり建物の中など障害物が多い場所では繋がり難い。ただし、LTEの周波数帯を使っていることもあり、WiMAXほどの速度は出ない(後述)。

月額料金が安い

月額料金は、WiMAXと比較すると若干安い。加えて、月間の上限データー容量によって変化するため、少ないデータ容量であればかなり格安に抑えることが出来る。

例えば、月間20GB程度なら2,000円ほどで利用できる。

逆に100GB、200GBと増えてくるとWiMAXと大差はなくなる。

3日制限がないことが多い

3日間のデータ量で速度制限がかかるなどの制限があまりない。

WiMAXだと3日間で10GBで制限にかかるため、無制限プランだとしても、実際には100GB位のデータ容量と変わらないとも考えられる(速度制限がかかるまでのタイムラグを利用すればもっと使える)。

クラウドSIM型ポケットWiFiはデータ容量の上限が決まっているため、3日間などの短期間での使用制限は比較的少ない。とはいえ7GB/日や20GB/3日などで制限がかかるモバイルWiFiもある。

海外でも使用できる

海外のSIMもクラウドサーバーに格納されているクラウドSIM型ポケットWiFiも多く、それらは海外でも使っているWiFiルーターをそのまま使うことが出来る(海外で利用できないクラウドSIM型ポケットWiFiもある)。

ただし、海外で利用する場合は、別途一日単位で料金がかかる。

モバイルWiFiのデメリット

モバイルWiFiのデメリット

  • 無制限プランはない
  • クラウドSIM型は接続する回線は選べない
  • WiFiルーターも選べない/WiFiルーターはレンタル
  • クラウドSIM型はネットに接続するまでに時間を要する
  • 通信速度は他のポケットWiFiより遅い

無制限プランはない

クラウドSIM型ポケットWiFiといえば、かつては無制限プランが大人気だったが、コロナ禍で通信障害が多発したこともあり、現在は全くない。

その代わり200GBや100GBなどの大容量プランが登場している。先述したとおりWiMAXでも3日間で10GBの制限があるため実質的には100GBだとも考えられるほか、100GBもあればほとんどの人は十分だと言われていることもあり、無制限プランがないことはデメリットとは言い切れない。

クラウドSIM型は接続する回線は選べない

クラウドSIMは自動的に回線を選択するため、ドコモの回線がいいと思ってもドコモの回線が使われるとは限らない。

そして、ソフトバンクの回線に繋がることが多いと言われている。このあたりは卸値の影響だろうと思われる。

WiFiルーターも選べない/WiFiルーターはレンタル

クラウドSIM型ポケットWiFiはレンタルWiFiと呼ばれることもあり、WiFiルーターはレンタルとなる。そのため中古端末が送られてくることが多い。しかし、バッテリー劣化などで端末交換して貰えない。加えて壊してしまった場合は弁済費用が発生する。

またWiFiルーター自体もサービス毎に決まっているため、自分の好きなWiFiルーターを使うというわけにはいかない。

クラウドSIM型はネットに接続するまでに時間を要する

クラウドSIMのシステムの影響で、ネット接続するまでに時間がかかってしまう。

一般的にはWiFiルーターを起動した後、1~3分くらいは繋がらないと思っておいた方がいいだろう。

これは、LTEの回線選びに時間がかかっているので、WiFiルーターにWiFiで接続すること自体はすぐに出来る。

通信速度は他のポケットWiFiより遅い

クラウドSIM型ポケットWiFiはLTE回線を利用しているため、WiMAXと比較するするとスペック上かなり遅い。WiMAXなら1.2Gbpsのところが、クラウドSIM型ポケットWiFiは150Mbpsと8倍くらいの差がある。実効速度はそこまでの差はないが、それでも2倍くらいの差はあると思っておいた方がいいだろう。

特に高画質動画や大容量データを扱う場合には遅いと感じてしまう可能性はありそうだ。

モバイルWiFiの選び方

モバイルWiFiの選び方のポイント

  • データ通信容量
  • 契約期間
  • 海外利用の有無
  • 実質支払総額

モバイルWiFiを選ぶ際には、まず最初に月間のデータ容量を決める必要がある。

契約期間は、2年が多いが、一切縛りのないものも少なくない。ただし、契約縛りのない場合は、その分月額料金が割高になる。

これを許容できるのかという点に尽きる。

2年くらいは使うと思うのであれば、2年契約にしておいた方がキャンペーンなども使え、更に格安となる。

そして一応、海外利用するのかも考えておこう。契約縛りのないプランなら海外旅行の時だけ契約することも出来るので、いくかどうか分からない場合は、海外利用できるモバイルWiFiを無理に選ぶ必要はない。

データ通信容量を決める

クラウドWiFiを契約する前に、どのくらいのデータ通信容量が必要かを考えておく。

例えば、Netflixでデータ量設定が「中」なら、約2時間で1GB消費する。毎日2時間見るのなら1ヶ月で30GBは必要になる。画質を上げればもっと必要になる。

動画ではなく、例えば写真をクラウド上にバックアップするようなサービスを利用すると、かなり通信量は増えてしまう。

画像の解像度次第でかなり変わってはくるが、思っているよりは必要だ。

バックアップする際には当然必要だし、クラウド上の画像を見る場合にもデータ容量が必要になる。

このような用途は、モバイルWifiよりは光回線などの固定回線を使っている環境下での利用をお勧めするが、自宅の固定回線の代わりにクラウドWiFiを検討している場合には、データ容量はかなり多めに見積もっておいた方がいいかもしれない。

無制限プランは破綻している

クラウドWiFiといえば、かつては無制限プランが人気だった。

しかし、コロナ禍で通信量が増えたことで多くのクラウドWiFiでビジネスモデルが破綻した。結果、2022年現在、無制限プランはほぼ存在しない。

大容量プランを希望するのなら100GBや200GBのプランになる。

どうしても使い放題がいいというのならWiMAX+5Gがおすすめだ。

もしくは、ドコモの5GギガホプレミアなどキャリアのLTEのプランが選択肢となる。特に楽天モバイルは、使わない月は基本料金がかからないなどクラウドWiFiの代替案としてはおすすめできる。

クラウドWiFiでは無制限プランがあったとしても止めておいた方がいいだろう。

更新日:2022/04/09 8:02:57

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