WX06は最大440Mbpsとスペック的にはW06に劣るが問題ない!
WX06は下り最大440Mbpsの速度に対応したNECプラットフォームズ株式会社のルーターだ。
ファーウェイ製のW06は1.2Gbpsとなっていることから、WX06にはそれに近い速度が期待されたが、WX05同様の440Mbpsとなっている。
今更W06より遅いWX06を買う必要はないという口コミもあるが、W06のような最高速度が必要かという問題もある。
W06の1.2GbpsはLTEも利用した最高速で、しかも、かなり限定されたエリア内でのみ実現される。
LTEを利用するということは、LTEオプション(3年契約なら無料)が必要で、加えて最大の問題は月間7GBが上限だと言うことだ。これはギガ放題プランでも同様である。
そして、WiFi接続時は867Mbpsとなり、USBで接続しているときだけに対応しているなど、様々な制限があるのだ。
現実問題として440Mbpsの速度で十分だろうし、実際に最高速度が出るわけでもない。エリアも限定され、最高速を出そうとすると月間7GBまでしか通信できない。それなら最高速が440Mbpsでも大して問題はないだろう。
加えて、ハイパフォーマンスモード(消費電力が多い)にしない場合は220Mbpsしかでないし、更に省エネにすれば110Mbpsしか出ない設定になる。ちなみにデフォルトは220Mbpsのノーマルモードになっている。
このように最高速度に対応していても実際には利用する機会はあまり多くない。
あとは、スペック的に劣るのを購入することに躊躇いがあるか否か・・・そして、同じ条件でもW06の方が理論値としては558Mbpsとなる。
ただし、実際の速度は30~40Mbps程度と考えられるため、最高速度でルーターを選ぶ必要はない。理論値が速い方が若干速くなる可能性はあるので、微妙な差でも速い方がいいのならW06を選べばいいだろう。
WX06ではWiFi2.4GHz・5GHz同時利用ができる!
WX05まではWiFiの2.4GHzと5GHzは同時利用できなかったが、WX06からは同時利用できるようになっている。
しかも、周囲の電波環境から自動判断し混雑していない周波数をしてくれるバンドステアリング機能を搭載している。
なお、W06は切り替え方式となっている。
クレードルで通信性能56%向上
別売のクレードルにはアンテナが付いており、本体だけで使うよりはWiMAXとしても、WiFiルーターとしても通信性能が向上する。
従って、自宅で利用するのであれば、クレードルにセットして、充電しながら利用する方法がおすすめだ。
もちろんLANポートもあるので、自宅のLANからWiMAXを利用することもできる。
ちなみにW06にはクレードルがないが、本体自体の通信性能が高いためあまり問題ないとされている。
GMOとくとくBBによるのWX06設定ガイド
WX05とWX06を比較する
最高速度はWX05もWX06も同じだ。