VAIO Zが2021年3月に復活!

VAIO Zがハイスペックな仕様で復活する。筐体の表も裏も全てがカーボンになっており、剛性もかなり高い。また、指紋も付きにくい加工が施されている。重さは1kg前後と最軽量な部類ではないが、それはバッテリー駆動時間最大34時間など使い勝手を優先した結果のようだ。
価格もハイスペックで、調子に乗ってカスタマイズしていると50万円に達してしまう。一番安い設定にしてギリギリ20万円台というところなので、30~40万円位をイメージしておきたい。
液晶ディスプレイは14型で、フルHD(1920x1080)と4K(3840x2160)のいずれかを選択できる。特筆すべきは4Kパネルでノートパソコンの4Kパネルには珍しいノングレアになっている。
キーボードは、キーストロークも深くて打ちやすく、ThinkPadユーザーでも満足できる仕上がりになっている。また、店頭販売モデルのキーボードは「かな印字なし」になっており、かなりすっきりした見た目だ。もちろん直販モデルならカスタマイズでかな印字ありを選ぶこともできる。
外部ポートはかなり厳選されており、USB-Type-C(Thunderbolt4)が左右に一つずつと、HDMI、イヤフォン・マイクコンボジャックだけとなっている。充電はUSB-Type-Cで行うが、左右いずれに挿しても充電できるため、その点では使い勝手は良さそうだ。
VAIO Zの口コミレビュー
以下、VAIO Zの他サイトの口コミなどを紹介する。
PC Watch Hothotレビュー
Core i7-11375HのVAIO Z(フルHD)のバッテリー駆動時間の計測(PCMark 10 Battery Profile - Modern Office)では、15時間前後とかなり長く動作することが確認されている。
同じテストをDELL XPS13、VAIO SX14と比較して掲載されているがXPS13が9時間は、SX14が6時間半であることからもVAIO Zのバッテリー駆動時間の長さが窺える。
加えて、WiFi接続しながらテキスト入力などの画面を点灯させ続けた場合でも21時間動作することも確認している。LTEでも16時間と、やはり実用的なバッテリー駆動時間はあるようだ。
外部ディスプレイは、USB Type-C(Thunderbolt 4)やHDMIで出力でき、本体合わせて4画面表示を確認している。
キーストロークは1.5mmと深めで、かなり打ちやすいようだ。
電源ボタンには指紋センサーが一体化され、電源投入と同時に生体認証まで済む。顔認証にも対応している。
ASCIIレビュー
まだレビューという感じではなく、カタログを実機の写真を交えて紹介している程度の記事になっている。恐らくレビューはまた後日というところだろう。
Engadget 日本版レビュー
こちらもまだレビューという感じではない。レビューは後日と書かれている。
the 比較レビュー
バッテリー駆動時間は、4Kモデルで動作再生で6時間42分となっている。 PCMark 10 Modern Officeで10時間ちょっとと、十分といえば十分だが、なんとなく物足りない気もする。
上述したPC Watchのレビューでは、フルHDモデルでテストしており、PCMark 10 Modern Officeで15時間動いているので、やはり4Kモデルはかなりバッテリー駆動時間が減ることは覚悟しなくてはならない。
また、キーピッチの縦が実測で18.5mmと若干短いようだ。この程度であれば全く気にならないだろうし、実際打ちやすいキーボードに仕上がっているようだ。
VAIO Z レビュー まとめ
さすがにVAIOのフラグシップという仕上がりだ。
5Gも搭載できるなど、現時点では必要な機能は全ててんこ盛りという感じだ。
バッテリー駆動時間も十分過ぎる長さだし、PD充電などにも対応し、モバイルPCとしては最高のモデルと言えそうだ。
パフォーマンスに関しては最新のCPUなのでいうまでもない。ただし、CPUがフル回転すると冷却ファンもフル回転するようで、それなりの音を発するようだ。
もともとVAIOのファンは決して静かな音ではないので、パフォーマンス重視で動かす場合にはそれなりの音は覚悟しておいた方がいいのだろう。
価格が最安モデルで237,000円(税抜)~だし、カスタマイズしていれば40万円を超えることも多いはずで、決して安くはない。
それでも魅力的なPCである点は間違いなさそうだ。