富士通アローズ M02/RM02

このARROWS M02は富士通製の格安スマホだ。RM02は、楽天モバイル専用モデルとなっており、専用カラーであるGoldがある。

M01より一回り大きくなった一方、薄くなっている。重さも若干だが軽くなっている。

日本製らしくIPX5/8の防水、IP5Xの防塵に対応しているし、日本語入力もATOKだ。

画面は、5.0インチだが、視野角が広い有機ELディスプレイとなっている。そのため、屋内だけでなく、明るい屋外でも見やすい。

Bluetooth、NFCやGPSには対応している他、おサイフケータイにも対応しており、モバイルSuicaも利用できる数少ないSIMフリーの格安スマホだ。

WiFiは、M01ではIEEE802.11a/b/g/n/acに対応していたが、M02は、残念ながらb/g/nと、スペックダウンしている。

また、バッテリー容量も2330mAhと、連続待受時間は540時間と、こちらもM01よりは減っている。

もちろんSIMフリー。対応周波数も、さすがに国内製で、LTEのBand 21/28には対応していないが、それ以外のドコモの周波数は対応しているので、通常は問題ないだろう。

UQモバイルでセット販売されているように、au回線でも使えるように対応しているが、コチラもBand 11に対応していない。ただ、auの場合3Gは、CDMA2000の為利用はできないので、やはりau用としてはちょっと物足りないという印象ではある。

あくまでも都心部のLTEエリア内で使うということであれば、auでも使えるだろう。

FUJITSU ARROWS M02/RM02

繋がり易さ星4
おすすめ度星5
機能・動作星5
ディスプレイ星3
価格星5

FUJITSU ARROWS M02/RM02のスペック

OSAndroid 5.1
画面1280x720(5.0インチ)
294ppi
SIMサイズnanoSIM
サイズ・重量68.9x141x8.9mm
149g
カメラ810万画素
その他機能GPS、IPX5・IPX8/IP5X、NFC/FeliCa
対応周波数LTE Band 1/3/8/18/19/26
WCDMA Band1/6/19
GSM 850/900/1800/1900MHz

FUJITSU ARROWS M02とセット販売しているMVNO格安SIM

MVNO価格備考
楽天モバイル29,800円楽天モバイル限定モデル
DMM mobile29,800円
Nifmo33,334円
BIGLOBE1,380円×24回
IIJmio29,800円
U-mobile29,800円
UQ mobile34,800円ぴったりプランで無料
mineo32,400円
イオンスマホ34,800円

富士通アローズ M01

格安スマホというと、ASUSやファーウェイをはじめ台湾・中国など海外製品ばかりだが、このARROWS M01は富士通製の格安スマホだ。

日本製らしくIPX5/8の防水、IP5Xの防塵に対応しているし、日本語入力もATOKだ。

画面は、4.5インチだが、視野角が広い有機ELディスプレイとなっている。そのため、屋内だけでなく、明るい屋外でも見やすい。解像度はZenFone2等と比べると劣るが、決して悪くはない。

このスマホは、イオンスマホとして販売されていることもあり、基本的には50代以上のシニア層をターゲットにしている。RAMが1GBだったり、CPUもこのクラスからするとやや劣る印象はある。実際、AQUOS SH-M01と比べると、機能的にはやや物足りなさを感じてしまう。

もちろん、その分、価格が抑えられているので、この辺は、シニア層向けということで、速度などの機能面よりは、価格を抑えてきたというところだろう。AQUOS SH-M01Xpreria J1は格安スマホとはいうよりはミドルレンジクラスのスマホという位置づけだが、このM01は、格安スマホといっていいだろう。

そのため、インターフェイスは、らくらくスマホっぽい作りになっており、ボタンなども大きめで、スマホは初めてという方でも使いやすい作りになっているのが特長だ。

Bluetooth、NFCやGPS(A-GPS)には対応しているが、TVやおサイフケータイには対応していない。

WiFiは、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応している。

バッテリー容量も2500mAhと、連続待受時間は700時間ある。

もちろんSIMフリー。対応周波数も、さすがに国内製で、LTEのBand 28には対応していないが、それ以外のドコモの周波数は対応しているので、国内での繋がり易さは格安スマホの中でも随一といえよう。

Nifmoなど格安SIMのプロバイダーでも、このARROWS M01とのセット販売もしているので、分割払いにすれば、さらに購入しやすい。

このスマホは、日本製のミドルレンジでない格安スマホという点で、特にシニア層などの初めてのスマホということであれば、おすすめの一つといえる。しかし、ミドルレンジクラスのスマホと比べると物足りなさを感じるのも正直なところだ。

同じような性能のZenFone5と比較しても、若干高めの価格が気になる。性能のより高いZenFone2とほぼ同じ価格設定なのだ。このあたりをどう考えるか?というところだろうか。

ドコモでの繋がり易さはこちらの方が若干有利だろうから、そういう意味でも、余計なトラブルを回避したいなど安心感というところでは、おすすめできる。

FUJITSU ARROWS M01

繋がり易さ星5
おすすめ度星4
機能・動作星3
ディスプレイ星3
価格星3

FUJITSU ARROWS M01のスペック

OSAndroid 4.4
画面1280x720(4.5インチ)
326ppi
SIMサイズmicroSIM
サイズ・重量67x138x10.9mm
153g
カメラ800万画素
その他機能GPS(A-GPS)、IPX5・IPX8/IP5X、NFC
対応周波数LTE Band 1/3/21/19
WCDMA Band1/6/19
GSM 850/900/1800/1900MHz

FUJITSU ARROWS M01とセット販売しているMVNO格安SIM

MVNO価格備考
イオンスマホ14,800円

富士通アローズ M01のレビュー

富士通アローズ M01をNifMoのスマホセットで購入したので、レビューしようと思う。

アンドロイドになれていないので、なかなか思うようにいかないところもあり、少しずつ加筆修正しながらのレビューになるのをお断りしておく。

WiFi設定で躓く・・・

早速だが、スマホを購入して、最初に行う設定は、WiFiだ。

これを設定しておかないと、データ通信をLTE経由でしてしまうので、まずはWiFi設定するわけだが、いきなり、躓いている。

2.4GHz帯では問題なく接続できているのだが、5GHzの802.11acで接続しようとしても繋がらない。ちなみにWiFiルーターはAterm WG1800HP2を使っている。

何度やってもうまくいかないので、試しに、ステルス機能を外してみたら、接続できるようになった。2.4GHz帯であればステルス機能をONにしていても繋がるのだが、5GHz帯ではどうやらダメなようだ。圏外になってしまう。

ルーターとの相性だという話もあるが、おそらくは、スマホ側の問題なのだろうと思う。ARROWSではM01に限らず発生しているようで、数年前からの現象のようなので、今後、対応してくれる可能性も低いだろう。

Atermにはかんたん無線スタートというアプリがあるが、これも使ってみたが、エラーになって接続できなかった。

WiFi設定でもう一つ、うまくいかないところがある。ステルスをONにしていることもあり、SSIDやパスワードは手動で入力するわけだが、切断すると、この設定が無くなってしまうのだ。一時的に別のWiFiに繋ごうと思って、切断しても、きっと消えてしまうのだろう。SSIDだけならまだしもパスワードが消えてしまうとなると、結構面倒だ。

更新日:2016/02/22 13:58:57

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