
最新WiMAX+5Gのおすすめルーター機種はどれ?!
WiMAXは従来はモバイル利用が大半だったが最近は自宅で固定回線の代わりとしての利用も増えている。
そのためルーターもモバイルルーターのみならずホームルーターも登場し、しかもホームルーターはとても人気を集めている。
WiMAXのモバイルルーターもホームルーターもそれぞれ2社から販売されており最新機種としては2機種ずつある。
ただし、機能的には大きな違いは無く、加えて最新機種と旧型機種でも最高速度以外の点では差異は少ない。
そのため、おすすめWiMAXルーターの結論としては、モバイルルーターかホームルーターかさえを決めてしまえば、どちらのメーカーの機種でもいいので、あとはキャンペーンで安い方があるなら安い方で問題ない人が大半だろう。
さらには、最新機種と一世代前の機種を比較しても殆ど違いはないので、旧機種の方がキャンペーンの条件がいいことも多いことから、敢えて旧機種を選ぶこともおすすめする。
モバイルルーターとホームルーターどっちを選べばいい?!
WiMAXのルーターには、モバイルルーターとホームルーターの2種類がある。
モバイルルーターは、文字通りモバイル用途のルーターで、外出時に持ち運んで使えるものである。
一方でホームルーターは、室内でコンセントに繋いで繋いで使うものだ。
これだけみれば、モバイルルーターは当たり前だが室内でも使えるので、ホームルーターを選ぶメリットはないようにも思える。
ところが、ホームルーターにはホームルーターのメリットがある。
ホームルーターのメリット
- 同時に接続できるWiFi機器が多い
- WiFi機器が繋がり易い
モバイルルーターの場合、沢山のWiFi機器を同時に接続して使用することは想定されていない。
スペック上は16台ほど接続出来るように書いているが、実際のところはそんなにたくさんの機器を繋ぐと動作が重くなる。
一方でホームルーターの場合は、20台以上とスペック上も台数が多いが、実際に接続できる台数も多い。
もちろん、回線がWiMAXであるため、たくさんの端末を繋げてもWiMAXの回線速度が上限となってしまうため使い難いが、それでもモバイルルーターよりは安定する。
特に昨今いろんな家電機器がWiFi対応してきているため通信自体は少なくともたくさんのWiFi機器がルーターに接続したい。
こういう場合にはホームルーターを使うべきだろう。
そしてホームルーターのもう一つのメリットは、アンテナがモバイルルーターより優れている点だ。
モバイルルーターは筐体が小さいためアンテナの大きさも控え目だ。
一方でホームルーターの場合には、アンテナ設置のスペースがたくさんあることから、WiFi機器との接続も安定感があるのだ。
モバイルルーターの場合もクレードルに設置することでアンテナが増えるので、基本的に家で使うが時々は持ち歩きたいという人ならば、モバイルルーター+クレードルの組み合わせも悪くない。
ただし、この場合も同時接続機器数は増えないため、あくまでもモバイルルーターは1~2人の少人数で使う前提だと考えておいた方がいいだろう。
さらに、WiFiに関してL12はOFDMA対応となっている。簡単に説明すればOFDMA対応していると混雑に強く実効速度向上に大きく貢献する。
同時接続台数が増えるほどWiFiが混雑し通信速度が遅くなりがちだがOFDMAだと遅くなりにくい。そのためたくさんの機器を同時に接続する場合にはOFDMAに対応している方がいい。
同じNECプラットフォーム社製でもモバイルルーターのX11は対応していない。
自宅で使用する前提で考えれば、L12を選んでおいた方が実効速度は上がる筈だ。
WiMAX+5Gのルーターの比較
以下、ホームルーター、モバイルルーターでそれぞれ比較して紹介する。
なお、対応周波数帯に関してだが、仕様上の表記は若干異なるが、これは発売時期によって記載方法が変わっただけで、「NR化」と「<sub6・ミリ波>以外の周波数」は同じと考えていい。
WiMAX+5G対応ホームルーターL11とL12を比較
ルーター名 | L12 | L11 |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ | ZTE |
最大速度 | 2.7Gbps | 2.7Gbps |
最大同時接続数 | 20台(5GHz)+20台(2.4GHz) | 30台 |
ストリーム | 4×4 | 4×4 |
OFDMA | ○ | × |
WiMAXのホームルーターは、NECプラットフォームズ社製のL12とZTE社製のL11がある。
ZTE社は、ファーウェイと同様アメリカでは規制対象となっている。気になる人はNECプラットフォーム社製のL12をおすすめする。
仕様的には特に大きな差はないが、L12はWiFi6のOFDMAに対応しており、同時接続台数が増えた場合に速度低下が起こりにくいと考えられる。
L11は対応していないので、接続台数が多い人ならL12をおすすめする。
WiMAX+5G モバイルルーター比較
ルーター名 | X11 | Galaxy |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ | Samsung |
最大速度 | 2.7Gbps | 2.2Gbps |
連続通信時間 | 約490分 | 約1,000分 |
WiMAX+5Gのモバイルルーターを紹介しておこう。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiはサムスン製のWiMAX+5Gのモバイルルーターだ。下り最大速度は2.2Gbpsとなっており、他のWiMAX+5Gルーターと比較すると若干遅い。
X11はNECプラットフォームズ社製で、最大速度は2.7Gbpsだ。連続通信時間はGalaxyの半分程度となっているが、連続通信時間約490分というとおよそ8時間あるので、実際には必要十分な時間は確保できていると考えられる。
また、X11はアンテナ内蔵クレードルも(別売)あるため、これを利用すれば自宅で利用する際に安定性が増す。
WiMAX+5Gルーターの通信モードで比較
スタンダードモード
スタンダードモードはWiMAX2+とau 4G LTEとau 5Gエリアが使える標準的な動作モードだ。
プラスエリアモード
プラスエリアモードは800MHz帯も使える動作モードになる。800MHz帯が使えるため繋がり易さは上がるが、この周波数帯では通信速度は出にくい。
プラスエリアモードを使うには月額1,100円のオプション料金がかかるが、3年契約をしている場合は無料になる。
また、プラスエリアモードで月間15GBを超えると速度制限がかかる。
WiMAX2+ではこの上限(WiMAX2+では7GB)を超えてしまうとWiMAX+5Gのスタンダードモードにあたる動作モードでも速度制限がかかってしまっていたが、WiMAX+5Gではこの制限がなくなった。
すなわち、プラスエリアモードで15GBを超えたとしても制限がかかるのはプラスエリアモードだけで、スタンダードモードでは通常通り無制限で利用できる。