WiMAXが遅いと感じたら!
WiMAXを使っていると、遅いな!と思うこともあるだろう。
WiMAXが遅いと思った時に、チェックするポイントと改善・対処方法を紹介していく。
コロナ禍でWiMAX遅いとの口コミ急増中?!
コロナ禍でテレワークだったり、動画を見たりと一日中ネットを利用する人が増えていることもあり、ここのところネットの遅さが話題になることも多い。
特にワイヤレスのネット回線は悪評が多い。
無制限を謳ったポケットWiFiの一種であるモバイルWiFiサービスなどは壊滅的に遅いこともあり、ほとんどの無制限サービスが終了してしまっている。その中でWiMAXは比較的遅いという口コミが少ない方だといえる。
もちろん、中にはとんでもなく遅い人もいるようだが・・・
#WiMAX の通信速度がめっちゃ遅い、月初めになんの制限がない状態でコレ pic.twitter.com/Xj39rqNPaf
— 見せかけビビり[●] (@MISEKAKEBIBIRI) May 3, 2020
最近、WiMAXがすこぶる遅い。まぁ現状重いデータは扱って無いけど、それでもフツーのWebサイトが開きにくいってどうよ。
— はまだやま まさき(FANBOXもはじめました!) (@hama8105) May 2, 2020
いえ、おすすめしません。23区でwimax超絶遅いので。
— FrozenYogurt (@xCSNfIc0pQ) May 1, 2020
WiMAXでこの速度はまあ遅いか pic.twitter.com/dWhMPyahdj
— 塵旋風丁提督 (@Stormbricht) April 28, 2020
うん。確かに遅くはないの。速いときはこれくらい。おれのWiMAXは。でも遅いときは10Mくらいで、もちろん固定回線にしても当たりハズレはあるから、しかし100Mは欲しいだろ。 pic.twitter.com/BvAgSoihlv
— abeshi (@abeshi_mark2) April 27, 2020
遅いという口コミを集めてみたので、これを見るとウンザリしてしまうかもしれないが・・・そうでもない人も少なくないし、たまたま遅いときにツイートしているので、集めると遅い印象が強くなる。
かといって「WiMAXは遅くない!」という気はない。
個人的には、コロナ禍の中でWiMAXは比較的頑張っている方だとは思うが、強い期待をして契約すると、遅くてがっかりしてしまう可能性はあるのではないかと思っている。
とはいえ、ワイヤレスのネット回線だと他の選択肢は限られる。
コロナ禍での通信速度の遅さに愛想を尽かした人は、続々と光回線などに変更しているのか、速度も改善してきている。
実際、下り速度は十分出ている口コミも多いのだが、一方で上りの速度が遅いという口コミもある。
色々な事情からWiMAX導入。とりあえず55Mbps出てて良かった pic.twitter.com/BPDQcOfE9k
— わんわん@弱小内資GS (@wanwanmr64) December 7, 2020
WiMAXのホームルーター届いた これくらい速度出てればいいでしょう pic.twitter.com/iF5W0ZxZyK
— 文乃@ヴェルデスカウトガチャ (@Belf_Aiese) December 5, 2020
いろいろあってUQ WIMAXにしたのだけど、これはひどい。上りと下りの差がありすぎ。これで高速ですって言われてもなぁ…#UQWIMAX pic.twitter.com/7R7aaD7Q6F
— ロンハゲ(A LONG hAgATION 日向ハゲ)@リモートワーク中 (@longvacation81) December 2, 2020
上りは遅くても問題ない人が多いのかもしれないが、やはり気になるところではある。
下りに関しても遅いという口コミは相変わらず多い。原因は後述するが、いろいろ考えられるので、一概にこれだとは言えないが、もし絶対に遅いのは嫌で、光回線を敷ける環境にあるのなら光回線を強くおすすめしておく。ただし、光回線は光回線で遅いという口コミも多いし、工事が遅いという根本的な問題もある。
とはいえ、どこまでいってもモバイル回線は固定回線の速度には及ばない。メリットは工事が不要だという点で、導入の早さは魅力だが、使い始めた後の快適さは全然違うのは言うまでもない。
あのWiMAXプロバイダは遅い?!
WiMAXが遅いという話になると、プロバイダによって速度が違うという話が出てくる。
例えば、キャンペーンに積極的で料金が安いなどで人気のGMOとくとくBBは遅いという噂があったりするが、これは基本的にはあり得ない。
WiMAXは、格安SIMのようなMVNOによって速度が変わるということはない仕組みだ。どのプロバイダを選んでも通信速度が遅くなることはないし、速くなることもない。
UQ WiMAXは本家本元だから速いということもない。
実地調査すると、若干差が出る可能性はあるが、それは他の条件が異なるが故に発生している誤差で、プロバイダがどうこういう話ではないので、WiMAXプロバイダ選びは料金で選んでも全く問題ない。
WiMAXは初期設定では最大速度が出ない設定になっている
WiMAX2+の通信速度は、4X4MIMOやCAという技術を使うことで下り最大440Mbpsとなっている。W06やHOME L02などは、256QAMを組み合わせることによって、更に速い下り最大558Mbpsとなっている。
加えてLTEも組み合わせると更に速くはなるが、現実的にはおすすめできない。
WiMAXのLTEオプションはギガ放題でも速度制限のリスクがあるので要注意!
そして、エリアによっては220Mbpsや110Mbpsに低下する可能性もある。
とはいえ、これらの数値にしても、あくまでも理論値に過ぎず、実際にこんな速度が出ることはない。
ルーターのパフォーマンス(省電力)設定はハイパフォーマンス!
ルーターのパフォーマンス(省電力)設定設定をハイパフォーマンスにすることで、上述の最大速度を可能とする。すなわち、ハイパフォーマンスモード(4X4MIMOをON)にしなければ利用されないので、通信速度は220Mbpsと遅くなる。
初期設定では、ノーマル(スマート)モードになっているので、スペック上の最大速度は出ないのだ。もしもWiMAXが遅いと感じるのであれば設定がハイパフォーマンスになっているかを確認してみたらいいだろう。
しかし、トレードオフがあって、ハイパフォーマンスにすることで消費電力は増えるため、バッテリー稼働時間は大幅に減ってしまう。
当然だが、省エネモードにすると更に通信速度を制限することになり110Mbpsとなる。
ただし、ブラウザを使う程度ならノーマルや省エネモードでも通常は問題ない筈だ。
なお、ハイスピードプラスエリアモードにすれば、更に速くなる可能性はあるが、LTEオプションを利用することとなり、ギガ放題でも7GBの制限ができたり、稼働時間が減ったりとデメリットも多い。
もしかして速度制限がかかっていて遅い?!
ギガ放題プランだとしても、完全に無制限で使えるというわけではない。
LTEなどの回線と比較すれば緩いが、それでも制限がある。
ギガ放題プランの場合3日間で10GBを使うと速度制限がかかる可能性がある。
また、LTEオプションを使っている場合、ギガ放題プランであっても月間7GBで速度制限がかかってしまう点は注意したいところだ。
そうはいっても速度制限がかかるのは、翌日の午後18時頃から翌午前2時頃までのおよそ8時間ほどだ。もっとも混雑する時間帯だけ制限がかかるのだ。
余談だが、筆者はこの時間帯にWiMAXを使うことは全くないので、速度制限がかかっても気づかない。実際、速度制限がないのだと思っていたくらいだ。
また、速度制限がかかるとおよそ1Mbps程度の速度になる。ネット上には128Kbpsに下がると書いているサイトがあるが、この情報は古い。もしくはY!mobileのポケットWiFiの速度制限と間違っている。現在の速度制限は概ね1Mbpsとなっている。
1Mbpsほどに制限されるだけなのでYouTubeの標準画質であれば問題ないレベルと言われている。メールやブラウザを使う程度なら、回線が重いな・・・程度の感覚かもしれない。
ただし、速度制限がかかる時間帯は、全体的に負荷がかかっている時間帯でもあるため、十分な速度が出るかというとそうともいえない。速度制限の有無にかかわらず通信速度は遅い時間帯だ。
それでも、他のLTEなどの無線回線と比較すれば、速度制限は極めて緩やかだ。
混雑しているエリア・時間帯だから遅い!
自分がいるエリアの近くにWiMAX利用者が多いと遅くなる。
地下鉄で駅以外でスマホが繋がらなかった頃を想像してもらうと分かると思うが、駅に着いたからネットを見ようとしても遅くて使い物にならないという経験をした人も多いだろう。
理屈としてはそれと同じだ。特に近くに沢山の利用者がいると速度は遅くなるのだ。
近くのエリアには沢山いなくても、全体的に沢山の利用者がいる時間帯も、同様に遅くなる。
コロナ禍の影響で、ネット回線自体が遅くなっていることもあるし、WiMAX利用者も増えているため、遅いと感じる人も多くなっているも現実だ。
このような原因によって遅い場合は、時間帯をずらす以外の回避方法がない。
昼間でも遅いという話なら、上記エリアの問題やルーター設置場所の問題が考えられる。
他の、SoftBank AirやLTEなどに変更すれば、速くなる可能性もあるが、逆にもっと遅くなる可能性もあり、かなり博打的な要素が大きい。
もし、WiMAXを契約する前段階であるのなら、Try WiMAXというサービスを利用して、予め自分が使いたい曜日、時間帯、エリアで速度を確認しておくことが望ましい。
障害物が邪魔しているから遅い
WiMAXは高い周波数を使う為、障害物があると、繋がり難くなったり、速度が遅くなったりする。
建物も頑強な建物ほど、また、建物の内側に行けば行くほどその傾向が高まる。
従って、WiMAXのルーターはできるだけ窓際に置いて利用することをおすすめする。
WiFiが遅いだけでWiMAXは遅くない?!
ルーターとWi-Fiで接続しているのであれば、WiMAXではなくWi-Fiが遅いという可能性もなくはない。
特に2.4GHz帯を利用している場合、電波の干渉で遅くなることはありがちだ。
この場合、5GHz帯を利用できるのであれば、そちらに変更する方法もあるが、とりあえずはUSBで直接繋いでみて速度に変化があるか否かを確認したい。
もし速度が速くなるのであれば、WiFiが原因の可能性が高い。
WiFiが原因なら、クレードルを使うことで多少改善する可能性は残っている。
モバイルルーターはクレードルに載せることでアンテナの本数が増えるのだ。そのため、WiFiの感度が高くなり、結果的に速度が改善する可能性がある。
もし、自宅でしか使わないのであれば、モバイルルーターではなく、ホームルーターを導入しておきたい。
ホームルーターなら24時間動かす前提で設計されているし、モバイルルーターよりアンテナのスペースも十分ある。モバイルルーターはあくまでもモバイル用であるので、家族で利用するのであれば役不足だ。
WiMAX契約前に遅いかどうかを確認しておこう!
上述したが、WiMAXは障害物に弱い。エリアもLTEよりは狭いし、最大速度に対応したエリアとなると更に狭い。
加えて、混雑しているエリアとそうでないエリアでは速度も異なる。折角契約したのに、遅くて使い物にならない!!!なんてことにならないように、自宅など決まった場所で利用を県としているのであれば、無料でお試しできるTry WiMAXサービスがあるので、速度が出ることを確認してから契約することを強くおすすめする。
UQ WiMAXのモバイルWi-Fiの地区、サイト検索して、電波の状況調べても「〇」ってなっているし、問題無さそうなのに、ネットが繋がらない。繋がったと思ったら、めっっっちゃ遅い。
— す (@tako_susu) May 3, 2020
今のご時世、出遅れ過ぎてる気がする…
ネットの電波状況のやつ、安易に信じてはダメだ。機器をレンタルして確認すべき