Softbank Airなら簡単にパケット節約できる
Softbank Airはソフトバンクのインターネット接続サービスの一つで、機器を電源に繋げば、インターネットに繋がるというのが売り文句だ。
光回線やケーブルインターネットなどの固定回線は、工事や電話会社の設定が必要だから、機器を繋いでもすぐにインターネットができるわけではないが、このSoftbank Airの場合は、無線で繋ぐため、電源さえ繋げれば、すぐにインターネットに繋がるというわけだ。
AXGPというPHSを高速化したAXGPを更に改良した通信方式で通信する(ポケットWiFiでもこのAXGPが使われている)。PHSの一種ではあるが通信速度は最大261MbpsとADSLと比較してもこちらの方が断然速い。
PHSだからエリア内である必要はあるが、政令指定都市だと人口カバー率は100%を達成しているようだし、全国的にも2013年時点で92%とかなり広範囲で使える。
無線と聞くとデータ量によって通信制限がありそうだが、Softbank Airの場合は、そのような制限はなく、自宅で利用しておけば、スマホを接続したりすると言う使い方ができる。
販売開始当初はそのような話だったのだが、2015年春頃には通信規制が入った時期があるようだ。
その後、クレームが殺到したようで、データ量による通信規制はなくなった。
しかし、動画ファイルの通信やIP電話などの一部機能では速度制限はかかると明記されている。注意したいのは沢山使ったら速度制限がかかるのではなくて、時間帯によってはこれらの対象となる通信を行った場合に速度制限がかかるという点だ。
この点は、LTEやWiMAXなどの速度制限とは異なるので注意が必要だろう。
例えば、夜間に動画を見ようと思っている人は、要注意ということだ。
Softbank Airの通信速度
ソフトバンクAirの端末は4種類ある。最新機種はSoftbank Air ターミナル4だ。
ターミナル4は下り最大962Mbpsになっている。ターミナル3が350Mbps、ターミナル2が261Mbpsだから、かなり高速になっている。ポケットWiFiのホームルーター版と考えて問題ない。
とはいえ2020年4月現在962Mbps対象エリアはほぼ全国に広がってはいるが、全てのエリアというわけでもない。
それでもターミナル4の場合481Mbpsに対応しており、ターミナル3よりは速い。ただし、それでもこの481Mbpsや350Mbpsに全ての地域が対応しているわけでもない。
こうしてみると、WiMAXの方が速い地域が多いような印象はある。そうは言っても、WiMAXにしてもソフトバンクAirにしても自宅に設置するとなると、動かせてもせいぜい家の端から端までであり、エリア的に高速通信に対応していないとどうしようもない。
Softbank Airの実際の速度としては、極端に遅いという評判はあまり聞かない。
こういうサービスの場合、遅いというクチコミは広がりがちだが、意外と言っては失礼だがそれほど無いようだ。
とは言っても、これは設置場所や時間帯で全く異なる結果になるものでありクチコミなんて大して当てにならないと考えておいた方がいい。
実際、下記のようなツイートもある。
Softbank Airは本当にやめておいた方がいい。
— Leon3 (@Leon_JUNK) February 16, 2020
公称値と実測値が違いすぎる。このレベルまで行くと本当詐欺だよ。
ちなみにAirターミナル4。 pic.twitter.com/YJlVlSp0DL
これがSoftBank Air の実力です
— うにさんTV フォロバ100% (@unisanTV) April 14, 2020
遅いでしょ?笑笑笑 pic.twitter.com/jw7PG20jpV
では、これらのツイートを鵜呑みしてもいいかというとそうとは言いきれない。この方々の場合は確かに速度が出ていないのだが、これが全ての人に当てはまるわけでもないのだ。
もしかすると、設置場所を変えただけで速度が速くなる可能性もあるのかもしれない。
しかし、コロナ禍で外出自粛の影響で、無線のネット回線は特に遅くなっているため、速度は期待しない方がいいのかもしれない。。。
特に固定回線の代わりに使うと言うことはモバイルと異なり同じ地点でずっと使うわけだからその設置場所で遅いと意味が無い。
本当なら、お試しできればいいのだが現状そういうサービスは無い。
お試しサービスは無いのだが、課金は8日後に開始される。従って、8日以内にキャンセルすれば違約金なしで解約できるのだ。
以前はこのような制度もなかったため、繋がらないのに解約しようとすると違約金が発生するという如何ともしがたい状況だったのだが、今は比較的安心して申し込めるのではないだろうか。
この点においても、WiMAXの場合はTry WiMAXというお試しサービスがあるので、不安な人は試してみればいいだろう。
Softbank Airの料金
料金は、接続機器をレンタルか購入するかで異なってくる。
購入の場合、機器自体は54,000円だが、スマホと同様に分割払いができる。
分割払の場合は36回分割となる。支払金額は毎月1,500円だが月月割として毎月1,500円を割り引いて貰えるから実質無料となる。なお月月割は一括払いでも受けられ基本料金から割り引かれる。
レンタルの場合はレンタル料490円が必要になる。
当然だが、分割払いの場合、中途解約しても支払いは続ける必要がある。
一見、分割払いの方が得だが、長期間利用しない場合は、レンタルがオススメだ。
レンタルなら、サービスが気に入らなくてもすぐに解約できるし、こういうサービスは日進月歩のため、先々もっと良いサービスが登場する可能性は高い。
しかもSoftBank Airの契約期間は2年で分割払いは3年という点を考えても、ちょっと微妙な感じがする。大学生が学生の間だけ使うなど年間限定で使う
なお、分割払いは電話申し込みのみとなっている。Web申し込みはレンタルのみとなっている。このことからもレンタルで借りるのが前提のサービスと言えるのかもしれない。
さて、月額料金だが、上述の通り、レンタルの場合は毎月490円、分割払いで機器を購入した場合は0円が機器代となる。
それ以外の月額料金は、4,880円+Yahoo! BB基本サービス料金だ。Yahoo! BB基本サービスは、スタンダードなら300円、プレミアムなら500円となる。
従って、最も安い月額料金は5,180円となる。これだと、WiMAX2+の方が安いのだが、加入特典として24ヶ月間は毎月1,080円割り引かれるため4,100円となる。
これにレンタル490円を足すと4,590円となる。WiMAX2+より1,000円程度高くなるが、使い放題の点ではSoftbank Airの方が使い勝手がよさそうだから家族で使うならコチラがいいだろう。
料金的には、固定回線を引いた場合と比較しても決して安いとは言えないが、工事料金が不要な点、お手軽さを考えると、悪い選択ではないだろう。
なお、Softbank Airの契約期間は2年間となっており、期間満了前に解約する場合は解除料9,500円が必要だ。
ところで、ソフトバンクでは、おうち割という携帯電話とのセットで契約することでお得になるサービスがある。
これを適用すると上述の加入特典の500円は不適用となるが、その代わりにスマホ代が1,522円/人割引になる(サービス内容により金額は異なる)など更にお得度が上がる。
家族でソフトバンク携帯を使っているのなら、一度検討して見ても良いだろう。
Softbank AirとWiMAXの料金比較
SoftBank Air同様にWiMAXもホームルーターを使って自宅で利用している人も多い。
よって、WiMAXと比較する人も多いだろうから、料金で比較してみる。
なお、WiMAXの料金プランはキャンペーンで最も安く人気のGMOとくとくBBのギガ放題プランとしている。
また、SoftBank Airは2年契約が原則だが、WiMAXは3年契約が主のため、WiMAXに合わせて37ヶ月利用したケースで比較してみた。
SoftBank Air | WiMAX | |
---|---|---|
3年総額 | 170,600円 (スタート割適用) | 158,769円 |
最大キャッシュバック | 25,000円 (Yahoo! BB限定 5のつく日特典適用) | 34,500円 |
支払総額 | 145,600円 | 124,269円 |
こうしてみると、WiMAXの方が安いようだ。GMOとくとくBBは一番安いプロバイダであるため特に安いのだが、他の人気のWiMAXプロバイダで計算してみても概ね13万円台となる。
ただし、@niftyやSo-netなどの老舗プロバイダを選択すると、2020年4月現在これらのプロバイダはキャンペーンに消極的なため、15万円台となりSoftBank Airの方がやや有利となる。
ただし、WiMAXの場合、プロバイダによって速度が変わるわけでもないため、通常は一番安価なGMOとくとくBBを選んでおいて問題はないし、キャッシュバックの受け取り損ないを危惧するのであれば、同じGMOとくとくBBの月額割引キャンペーンを利用すればいいだろう。
この場合は、3年総額で127,830円(2020年4月現在)となるが、SoftBank Airと比較すると十分に安価である。
また、WiMAXにも、SoftBank Airのルーターのようなホームルーターもあるため、自宅で使うのであれば、違いはあまりないはずだ。契約年数もWiMAXは3年が主流であるが、若干料金は高くなってしまうがBIGLOBE WiMAXなら1年契約をすることも可能だ。
Softbank Airキャンペーン比較ランキング
現在ソフトバンク公式キャンペーンとして「SoftBank Airスタート割」として月額料金から12ヶ月間1,080円(税抜)の割引が受けられるキャンペーンが実施されている。ただしおうち割 光セット/おうち割 光セット(A)に加入する場合は580円の割引となる。
公式キャンペーンなので、どこで申し込んでも適用される。
Softbank Air(株式会社アウンカンパニー)
ソフトバンクエアー正規代理店のアウンカンパニーでは、Softbank Airの新規申し込みをすると30,000円キャッシュバックキャンペーンを実施中だ!
若しくはキャッシュバック30,000円+クロームキャストの組み合わせもある。
申し込み後にソフトバンクから送られてくるSMS受信から2日以内に事前情報を登録しないとキャッシュバック金額は2,000円減額されるので注意しよう。
また、Chromecastは課金開始確認後1週間程度で発送される。
なお、支払方法にクレジットカード以外を選択した場合はキャンペーン対象外となるが、オプションサービスに加入する義務はない。