格安SIMとWiMAX2+の比較
WiMAX2+と格安SIMのどちらがいいか?を比較してみよう。
まず、WiMAX2+にはギガ放題プランという使い放題のプランがある。通常プランと使い放題プランのどちらを選ぶかで随分異なってくる。
WiMAX2+と格安SIMの比較のポイント!
格安SIMとWiMAX通常プランの比較
WiMAX2+には通常プランもあるのだが、これを使うメリットはあまりない。
というのもWiMAX2+の通常プランは月間7GBで速度制限対象となる。それでも3,696円/月かかってしまう。それなら格安SIMの6GBや10GBを契約する方が遙かに安上がりだ。こちらは月額で1,500~3,000円ほどだ。ただし、WiMAXもキャンペーンを利用すれば月額3,000円前後で使うことは可能だ(ちなみにあと500円/月ほど足せばギガ放題プランを契約できる)。
しかも格安SIMの方が繋がり易い。エリア自体が格安SIMの方が広いし、電波の周波数の違いでWiMAXはビルの中などでは繋がりにくいのだ。
WiMAX2+の方にメリットがあるとすれば通信速度だろうか。通信速度はWiMAX2+の方が速い可能性が高い。最高速度でいえば格安SIMでもWiMAXでもどちらでも速いのだが、実効速度という話になれば格安SIMはどうしても速度が遅くなりがちだ。一方のWiMAXはある程度の速度は出る。そもそもこれも電波の周波数の違いにもよるのだがWiMAXの方が速度がでやすいのだ。
従って、電波が届く範囲が広くて安い格安SIM。速度が速いだろうWiMAX2+という図式になると思う。
しかし、月間7GB程度のデータ通信量で済むのなら格安SIMの方がおすすめだ。
格安SIMはデータ専用SIMなら契約年数などの縛りはないが、WiMAXは基本的に3年契約する必要がある。一度契約すると違約金が高いので解約するのはもったいない。
格安SIMとWiMAX2+ギガ放題プランの比較
WiMAX2+のギガ放題プランは月額4,380円で使い放題になるプランだ。3日間で10GBを超すと速度制限がかかるがたったの8時間だし、人によっては速度制限がかかっていることに気づかない可能性さえある。詳細は下記で説明している。
従って、データ通信量が多い人の場合はWiMAX2+が圧倒的におすすめだ。接続性は格安SIMの方に軍配はあるがWiMAXにもLTEオプションがありLTEも使える。LTEオプション自体は別料金が必要なのだが、3年契約すれば無料となる。しかも現状WiMAXの契約は3年契約が一般的だ。
しかも月額料金は通常は4,380円だが、プロバイダーによっては多少安いしキャンペーンを利用すれば3,500円前後まで下がる。最も安いキャンペーンを利用すれば3,200円を切ってくるのだ。このくらいの価格帯の格安SIMというと15GB前後と圧倒的にデータ量は少ないのだ。
格安SIMにもデータ量無制限のプランは存在するが、WiMAXと同等の価格帯にもかかわらず、圧倒的に遅い。LTEなのか?と思うくらいに遅い覚悟は必要で決しておすすめできるものではない。
従ってデータ通信量が多い人ならWiMAX2+ギガ放題プランが最強であるといえる。
動画や音楽サービス、SNSのヘビーユーザーの場合の比較
単純な比較で言うと上述の通りなのだが、もう少し細かな点でみると、格安SIMの方がおすすめという人もでてくる。
まず、スマホしか使わない人。この人は、スマホとWiMAXのルーターを両方持ち歩くなんて面倒臭いことはしたくないだろうから、格安SIMでなんとかしたいと思うだろう。
しかし、上述したとおりデータ通信量が多いのなら格安SIMでは高くなってしまう。
それでも、スマホで動画や音楽サービスを使うだけ、Facebook、Twitter、LINEなどのSNSしか使わないということになると、格安SIMの出番もある。
例えば、LINEモバイルならSNSに関するデータが全て無制限だったり、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションは動画や音楽サービスのデータが無制限になる。
このようなオプションを利用すれば、月額2,000円程度で実質的にはデータ無制限で使えるということになるのだ。
もう少し詳しくみてみると、例えば、スマホでかなりの量のYouTube動画をみる人がいたとしよう。その場合は、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションに加入すれば、YouTubeアプリで使用するデータは無制限になるわけだ。
この場合、アプリ経由でないとデータ通信量にカウントされる可能性があるので、その点だけは注意が必要だ。