ahamoの評判
NTTドコモの新料金プランであるahamoに変更した方が得なのだろうか?
確かに今までの料金プランと比較すれば安いが、20GB/月も必要ない人にとってはどうなのかを考えてみた。
ちなみに筆者はahamoユーザーである。
ahamoの仕様
ドコモのahamoについて紹介する。
基本のデータ量は20GBだが、新たに80GB増量の「大盛りオプション(1,980円/月)」が登場する(2022年6月より)ことで、月額4,950円で100GB使えることになる。
月額料金 | 2,970円 |
---|---|
利用可能データ量 | 20GB |
ドコモ回線継続利用期間 | 利用期間を引継ぎ |
国内通話料 | 5分以内の通話無料 |
ファミリー割引 | 申込み可能(割引特典対象外) |
みんなドコモ割 | 対象外(カウント対象) |
ドコモ光セット割 | 対象外(ペア設定は可能) |
その他の割引 | ─ |
ネットワーク | 5G/4G(LTE) |
テザリング | 無料 |
お申込み窓口 | オンライン限定 |
キャリアメール | ─ |
留守番電話 | ─ |
イマドコサーチ | ─ |
spモード コンテンツ決済サービス | ─ |
相談窓口 | 専用チャット |
故障対応 | オンライン修理受付サービス |
ケータイ補償サービス | 対象 |
ahamoのスペックとしてはだいたいこんな感じで、オンライン限定プランであることはよく知られていると思うが、他にもいくつかサービスが削られている。ざっくり格安SIMなみのサービスだと考えておけばいいだろう。
キャリアメールや留守番電話がないし、相談窓口は専用チャットとなっている。
spモード コンテンツ決済サービスも使えない。ちなみにspモード コンテンツ決済サービスとは、スマホでのdメニュー掲載コンテンツ、Google Play、App Store、Apple Music、iBooks、iTunes、iCloudから購入したコンテンツ代金を、ドコモの毎月のケータイ料金と一緒に支払えるサービスだ。
みんなドコモ割やドコモ光セット割もカウントはされるものの対象外になる。
ファミリー割引(家族内の国内通話無料)についても申込はできるが割引はされない。従って、ahamoから発信する際の家族内の国内通話料も無料とはならないので注意が必要だ。逆にドコモのギガプランなどからahamoへの発信する家族間通話に関しては無料となる。
いいところとしてはテザリングを使用してもOKという点だろう。個人的には20GBあれば、わざわざポケットWiFiなどを契約しなくてもテザリングで事足りてしまう。
しかし、足りない人も少なくないはずで、そういう人に、大盛りオプション(1,980円/月)が登場する(2022年6月より)。
4,950円/月で100GBまで利用できる。通常は550円/GBなので、24GB以上利用するなら大盛りオプションを追加した方が安く利用できる。
ポケットWiFiを利用するとどうしても月額3,000円以上かかってくることを考えれば、1,980円で80GB追加できるのであれば、こちらを利用した方が便利だと考える人もいるではないだろうか。
なお、大盛りオプションは月の途中からでも追加できるので、データ量が増える月だけ契約してもいいだろう。
ちなみに、auのpovoの「24時間使い放題」オプションは330円/回で24時間使い放題となる。もし、月に1~2回だけデータ量が増えるようなケースでポケットWiFiの代わりとして使うのならpovoの方が使い勝手がいいのかもしれない。しかし、毎日コンスタントに利用して月に数十GB使うのであればahamoの大盛りオプションは選択肢になるのではないだろうか。
筆者はahamoを使っているが、回線速度に関しては変更前のdocomoと何ら違いは感じていない。少なくとも格安SIMにありがちな「遅い!」という印象は持っていない。
ときどき、繋がらない時があるような印象はあるが、気になるほどでもないし、一度機内モードにして戻せばすぐに繋がる。
ギガライトプランの時は、このような現象はあまり記憶にないので、回線の品質はdocomoの他のプランと全く同じと言い切ることはできないが、遜色ない程度ではないかと思う。
ahamoと5Gギガライトの比較/3GB/月で十分な人はahamoはいらない?
筆者の場合、データ通信はWiFiがある場所で大半を行い、LTEは月に1~3GBしか使わないことが多い。
この場合、ahamoの方が得なのかを考えてみた。
基本的に、キャリアメールも留守番電話も決済サービスも必要ない。サポートも使ったことはないので、スペック的にはahamoで困ることは何もない。
電話は待受がほとんどなので、5分間のかけ放題も特に必要は感じていない。かけるにしても5分以内に終わる通話がほとんどなので、5分かけ放題なら必要十分である。
以前は、docomoのギガライトプランにしていた。もちろん、かけ放題などは設定していなかった。
余談だが、ギガライトにはギガプラン上限設定オプションという、上のステップに上がらないようにする仕組みも加わった。
今までならスマホの料金を5Gギガライトにした場合、全くデータ容量を無視してスマホを使っていたらステップ4に到達してしまうことになるが、このギガプラン上限設定オプションを1GBに設定しておけば1GBを超えた時点で低速通信になり、料金は上がらなくなる。
5Gギガライト | ||
---|---|---|
月額(定期契約) | みんなドコモ割適用 | |
~7GB | 6,765円 | 4,378円 |
~5GB | 5,665円 | 3,278円 |
~3GB | 4,565円 | 2,728円 |
~1GB | 3,465円 | 2,178円 |
5Gギガライトで、みんなドコモ割を適用した定期契約で1GBしか使わなければ、月額は2,178円になる。ここに5分間通話無料オプション(770円)を加えると、2,948円だ。ほぼahamoと同額だ。
しかし、1GBを超えて3GBになると2,728円となる。かけ放題なしでかろうじてahamoの料金より安い。
すなわち、1GB/月を超える人で、キャリアメールも留守番電話も決済サービスも必要ない、サポートも不要というな人なら、ahamoに変更するだけで20GBまで使え、5分かけ放題が付き、料金も少し安くなる。
逆にいうとドコモで契約する限り毎月3,000円程度はかかる。それ以下にしたいのなら格安SIMのMVNOに切り替えるしかない。
ahamoと5Gギガホプレミアの比較
大盛りオプションが登場する(2022年6月より)ことで、5Gギガホ プレミアも比較対象となりそうだ。
5Gギガホプレミアは、月額7,315円で、データ量無制限となる。
この料金だとahamoの方が遙かに安いのだが、もし、ファミリー割引やドコモ光セット割を適用すると、それぞれ1,100円安くなるので、5,115円/月となる。dカードを使えば更に187円安くなるので、4,928円/月までさがるので、ahamoの大盛り(4,950円)とほぼ同額だ。
とはいえ、現実的にはここまで割引を適用させるのは難しいのではないだろうか。
しかも、5Gギガホプレミアはかけ放題オプションは含まれていないので、ahamo同様の5分かけ放題オプションを利用する場合には770円/月必要となる。
ahamoは海外ローミングに対応しておりデータ容量20GB以内なら追加料金は発生しないが、5Gギガホプレミアは別料金となっている。
しかし、5Gギガホプレミアのデータ容量は無制限だ。100GBという上限はない。加えて、ahamoと同じ料金まで下げるには家族割引やドコモ光など適用条件が厳しい。
ahamoと同等の格安SIMの比較
ahamoと似たような仕様の格安SIMを比較してみる。
月に20GBほどのプランをイメージしているが、このくらいのデータ容量の格安SIMはあまり格安ではない。
恐らくahamoの最大のライバルはLINEMOになると思われる。
昨今の格安SIMは5GB以下が主で20GBもの大容量プランは決して格安ではないのだ。恐らくahamoやLINEMOには勝てないと判断しているMVNOが多いのだろう。
その中でも全くないわけでないので、それらを紹介していく。
もっともahamoに似ている格安SIMが、nuroモバイルのNEOプランだろう。20GBで2,699円となっており、ahamoよりは若干割安だ。
しかし、無料通話はついておらず、5分かけ放題(490円/月)オプションをつけると若干ahamoよりは高くなる。
その代わり、LINE、Twitter、Instagramの対象サービスはデータフリーとなっているほか、上りの通信のパケットもカウントされないので、これらのSNSをよく利用する人にはいいだろう。
回線の品質はこのプラン専用の帯域を用意しており、一般的な格安SIMと比較すると遅くなりにくい。格安SIMでは昼休みの時間帯などは遅くて使えないことはありがちだが、NEOプランはそのようなことが起こらないように制御されている。
次に紹介するのが、日本通信SIMの合理的20GBプランだ。
20GB/月に、70分の無料通話がついて月額2,178円となっている。国内通話料金は専用アプリなしで11円/30秒と格安なのもおすすめポイントの一つだ。完全かけ放題にしても月額3,378円となっている。
日本通信SIMに関しては、遅くて使えないという口コミは見かけない。ただし、ユーザー数が少ないので口コミも広がりにくい可能性はある。
その他のデメリットとしては5Gに対応していないことくらいだろうか。
少し変わった格安SIMとしてはBIGLOBEモバイルのdonedoneというブランドがある。
これは回線速度が3Mbpsに制限されているのだが、データ容量は50GBまで使えて月額2,728円となっている。また、回線速度は3Mbpsなのだが、混雑時でも速度低下されにくいように制御されている。高速通信が必要ないのなら、安定的な速度は担保されていると思っていいだろう。
ドコモメールが月額330円で利用できる
「ドコモメール持ち運び」と言うサービスが開始されている。
これはドコモ回線を解約後にもドコモメールが月額330円で利用できるサービスだ。ahamoにプラン変更した場合もドコモメールは利用できないが、このサービスを利用することで引き続き利用できるようになる。
ただし、ahamoへのプラン変更の場合、プラン変更と同時に「ドコモメール持ち運び」を申し込む必要がある。